莞爾の草原。

RPGツクールVX Ace、MVや自作のことを主に書いていくブログです。不定期更新。

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【ツクールMZ】スクショローリングセーブ画面プラグイン

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セーブ画面でスクリーンショットがぐるんぐるん廻ります。

 

■ダウンロード

下記のリンクからKNSMZ_Save.jsとsystemフォルダ内にある画像3点をダウンロードしてください。

github.com

ダウンロード後、JSファイルはjs/plugins/内に設置し、画像ファイルはimg/system/内に設置してください。

 

このプラグインはマテコモ青ライセンスの元で提供されます。

利用規約こちら

マテリアル・コモンズ・ブルー・ライセンス

 

■MV版はこちら

kanjinokusargss3.hatenablog.com

 

【更新履歴】

ver.1.0.0(2022/02/19)
- 公開


ver.1.0.1(2022/02/20)
- JPEG圧縮率の指定方法が間違っていたため修正。
- 英文の説明を追加。

 

ver.1.0.2(2022/02/20)
- コードを最適化。
- ウィンドウ、スプライトの表示順位(いわゆるZ軸)を変更。

【回顧録】2021年を公開したゲームで振り返る

 自分用の回顧録として記しているため乱文乱筆が目立ちますがご容赦ください。
 ネタバレを含みます。

 

Die Mutter(ディームッター) 2021/3/23-2021/4/11

game.nicovideo.jp

 後述の長編RPGの制作が大盛どんぶりのように終わらず心が折れていた時にデザートのシャーベットを頼むように手を出した短編RPG。今年だったっけという印象が強い。
 「敵を仲間にできるRPGっていいよね」という思い付きから始まり、「宇宙っぽい場所で移住した人類が絶滅した動物の設計図をもとに復元して仲間にする」「モンスターの死骸を回収し材料に使う」「A級モンスターではヒューマノイド、S級モンスターは人間で仲間にできる」「最終的に主人公の生き別れた恋人を復元する」「ストーリーはあまり語られず、マップに散らばった手紙から手さぐりに全容がわかる」というメモ書きをまとめた結果生まれた。
 宇宙っぽいとか恋人とかの要素は製作段階で生まれたアイデアとかみ合わなかったため最終的に抹消された。
 ドラクエモンスターズに影響をうけたつもりだったが、いただいたコメントでは女神転生っぽいというものが多かった。女神転生をプレイしたことがなかったので参考になった。

 アイデアとサイトの相性からアツマールで公開したほうが良いと感じたためツクールMVで作りはじめたが、48x48pxのタイルマップと歩行グラフィックを描く力が私にはなかった(MVより前のツクールシリーズでは32x32pxだった)ため、どうしたものかと思案した結果逃げるようにレトロゲーム風にしようと考えが至った。
 FCゲームには一家言あったためドット絵をこだわった結果、日本語だと文字数が多すぎるから英語で作ろう、FCのマリオも英語しかない、英語のほうが様になると開き直り英語版だけ作って公開したが、それでも遊んでくれた方から「日本語対応待ってます」との声をいただき、泣きながら日本語フォントを作っていた。
 そんな不純な思いから英語でゲームを作ったわけだが、当の英語圏の人からは「外国人が作ったのかな」とすぐにばれていたため英語を学び直さなければなと反省した。

 また日本でも海外でもレトロ風のゲームは惹きが強いことも大いなる知見となった。
 自分の絵を見るたび惹きが弱いと思っていたが、そんな私でもドット絵にすればめちゃくちゃ絵がきれいなゲームにも肩を並べることができるのかもしれない(言い方がよくない)。

 

NEXT DOOR 悠遠の世界 2018/11/27-2021/11/12

kanjinokusa.booth.pm

 約3年の歳月をかけ、多くの方々にテストプレイなどで協力を仰ぎようやく完成した長編RPGゲーム。直前まで年内に完成するとは思ってもいなかった。
 これまでで最長の開発期間の中で様々な初体験を経験し、先述のテストプレイのみならず公開後の宣伝などでご教授いただき今を迎えている。
 これまで無料の素材を中心にゲームを作っていたが、本作ではタイトル画面のOPテーマや効果音、タイルマップ、画像素材などなど惜しみなく金銭をかけ、その損失は他のゲーム作者さんへの技術協力の報酬で補っていた(言ってはなんだがゲームの売り上げよりも有償技術協力のほうがかかる時間も短くインカムも多い)。
 今作から惜しみなく有料素材を使いだした理由はこのゲームを自分が販売に挑戦するきっかけにしたかったからだ。フリーゲーム作者としてこのまま活動を続けても芽が出ないから「いつかは販売に挑戦して何か学びを得よう」「このゲーム以外売れるものを作れる気がしない」という迫る思いがあった。
 ただ値段をつけて売ったことでダウンロード数が目に見えて減ることは目に見えていたため、売っていいものかどうか周りの知人やTwitterのフォロワーの方から意見を伺い、完成する直前まで大いに悩んでいた。

 また、初体験の中でも2019年11月のデジゲー博出展は自分がいわゆる『フリーゲーム』から『インディーゲーム』というジャンルへと足を踏み入れる大きな体験であった。
 原義で言えばフリーゲームは無料で遊べるゲームでしかなく、無料で公開されているインディーゲームもまたフリーゲームであり、個人が開発したものであればフリーゲームもまたインディーゲームではあるが、実際にそれらの性質は全く異なるものであると思える。
 それらを表すように、フリーゲームを作ったものは作者、製作者と呼ばれ、インディーの場合は開発者と呼ばれることが一般である。

 かのインディーゲーム開発者中心のイベントに参加したとき、最も驚いたのは参加者全体の技術レベルが高く、ゲームのコンセプトがユニークなものばかりであったことだった。
 フリーゲームの場合開発エンジンがツクールやウディタ、もしくはノベル系で開発エンジンもいわゆるノーコード的なものが多いためプログラミング未経験者も多く、開発エンジンと技術力という壁があるがゆえゲームジャンルもホラーやRPGなどと偏りが見られた。
 しかしインディーゲームの場合はUnityなどプログラミングスキルが求められるものが多く、実力者は自分の作りたいものを壁にとらわれることなく作ることができる。
 フリーゲームが制服に縛られた学生であるならば、インディーは制服のない大人も同然の自由な大学生のように見えた。
 またフリー(自由)が指し示す通り、フリーゲームは個人が自分の好きなものを思うがままに作り、プレイヤーも作者固有の味を求めてプレイするもので、インディーゲームはキャッチーなコンセプト(ゲームシステムや世界観)やゲーム画面を掲げ、ゲーマーでない一般人の人目をも集め商業展開やポートフォリオなどに使う、敷衍するならば『売れるもの』という印象がある(個人の偏見)。

 フリーゲーム作者として長らくやってきた感覚が抜けず、キャッチーなコンセプトもないままに作った検索しても引っかかりづらいタイトルの、しかも長編のゲームに特別な吸引力があるわけもなく、周りのブースには人が並んでいるのに自分のところには誰も来ない惨めな思いをしたことは今も自分の中で葛藤を生む大きな糧となっている。墓石にもなっている。

 インディーに片足を突っ込んでしまったが故、自分がやりたいことが自分にとって有益なものであるかという新たな悩みに2021年最後の日である今日でも苦悩している。
 2015年この名前でフリーゲームを作り始めたときは、自分のやりたいことをしてきただけだったが、ゲーム公開後はダウンロード数やレビューなどの外部の評価に一喜一憂し、6年たった今では本来の目的を忘れ作りたいものが勝手に作れなくなって勝手にスランプに陥り勝手に苦しんでいる。

 ネガティブな話が続いたが、なんにせよ中学生が高校生になるぐらいの時間作りこんでいたゲームが完成して自由になれたのはよかった。
 歩行グラフィックの等身が中途半端に高いせいでモブ含む登場人物やマップチップまで自作する必要があり、またすべてのモブに顔グラも用意し、プログラミングも独自で行い、パーティ編成が自由であるため分岐したシナリオを作らなければならずと、とにかく時間がかかった。
 名残惜しいがこのレベルの大規模な長編は今後作ることはないだろうと思う。

ガイドブック販売(12/22)

kanjinokusa.booth.pm

 ゲーム公開前から応援してもらっていた方からの「ゲームの付属本みたいなのだしてほしい」というご要望に張り切った結果生まれた結構ボリュームのあるガイドブック。ゲーム完成時点で9割9分完成していたが、ゲームのほうの様子を見てから販売しようとして、ゲームの売れ行きがあまり芳しくなかったことからモチベーションが下がりずるずると公開が遅れていた。
 しかし「お悩み相談がわからない」「二つ目のエンディングに到達できない」といった購入者の声を受けたことでやる気を取り戻し年内に完成、公開することができた。
 攻略本商法(プレイヤーを意図的に詰ませて攻略本を買わせるSFCぐらいまであった商法)になることを避けるために、有料か無料か迷った結果100円で売ることになり、最終的にゲームを買った人の半分近くが買ってくれたのでそれがうれしかった。
 付属本と言えど手抜かりせず、作中の攻略情報やアイテムの入手方法、設定、言葉としては語られていない微細な事実、キャラ名の由来、没設定、その他資料など豊富な内容を含んでいるほか、技術的な知見なども含まれているためまだ購入されていない方は是非是非。

 技術的な話になるが、一般的なブラウザの初期設定では画像・JSファイル以外のローカルファイルを読み込めない仕様になっていることを加味し、記事データにはJSONやHTMLを使わずJSファイルだけで実装していたが、その甲斐むなしく「ローカルの画像をCanvas上に表示してピクセル情報を取得しようとするとエラーで止まる」という未知の仕様のせいでトップ画面しか表示されない不具合があったことを知り絶望した。
 Chromeはボタン一つでローカルファイルへのアクセス権限を変更できるようになってはくれないものか
VS Codeデバッグ機能からChromeを立ち上げるとローカルファイルへのアクセスが禁止された状態でテストできることを知ったのは後の話)

Xmasセールで50%OFF販売(12/24-12/31)

 クリスマスセールと銘打ってクリスマスが終わってからのほうが長い。
 ゲームだけで攻略本はしっかり100%プライス(100円だけど)

 

ムツアナ 2021/11/17-2021/12/11

game.nicovideo.jp

 NEXT DOOR完成後手持ち無沙汰になったおりに、NEXT DOORの反省を生かしインディーらしいインディーゲームを作ろうと以下のようなマンダラチャートでアイデア出しを行った結果完成したゲーム。

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・ゲームを作りたい=>作れるものなら何でもいい、短編、ショートショート
・多くの人を感動させたい=>受けてるものを参考に、とっつきやすいものにする
・ゲームのコンセプトを定めたい=>体験型、何かを得ることでできることが増える
・ゲームのモチーフになるシンボルを作る
・面白いシナリオを作りたい=>惹かれるプロット、エロかホラー、コンセプトに対する答えを提示する、SF
・深いシナリオにしたい=>読み直すごとに新たな意味が見えてくる
・前と同じものは作りたくない=>RPG以外
・デザイン=>統一された雰囲気、マゼンタが映える、絵の勉強をしろ

 といろいろ書き連ねた結果5割ぐらいはゲームに反映された。

 かねてよりシナリオ作りの勉強としてPixivで異常性癖の研究(?)を行っていたがその知識がようやく生かされるものとなった。ホラーに見えるかもしれないが、個人的にはエロ的な要素が強い。何もついてないムツアナもいいし、体以外モグラとなったムツアナもいいし手足頭が別の動物のキメラ状態のムツアナもいい。

 最初はLACKNESS(lack...欠落、ness...名詞の接続語)という造語のタイトルだったが、主人公の名前に使っていたムツアナをタイトルにすればいいじゃんと至極まっとうな考えに至り変更した。英語ではHexahole、中国語では六个穴(个は個の簡体字)となり、日本語よりも海外版のタイトルのほうが気に入っている。

ウォングプロポ 2021/12/12-2021/12/21

【シューティングゲーム】ウォングプロポ | フリーゲーム投稿サイト unityroom

 NEXT DOORでミニゲームを移植したシューティングゲーム。Unityを勉強しなければという強迫観念から作られた。
 Unityはどんなゲームでも作れるというだけあって機能も豊富だが静的型付け言語らしい段取りが多く、画像の読み込みや音楽ファイルの再生などの部分が難解で、ツクールのSpriteとBitmapだけ覚えておけば大体なんとかなるお手軽さに慣れていた自分にとっては頭が痛くなるものだった。
 C#故にコードを編集したりテストプレイをしたりするたびコンパイル待ちの時間があり、仕方のないことではあるが累計でかなりの時間をイライラしながら浪費していた。
 無論Unityが悪いわけではなく、単に動的型付け言語になり親しんだ私との相性が合わなかっただけである。
 勉強になることは多かったが、このゲームを機に「ゲーム作りは趣味で自分の将来のためにするものではない」と開き直りつつある。
 しかしそのままではいつまでも石の斧を使い続けている石器時代の人間のままで暗い将来しか待っていない。

 

終わりに

来年以降は生活のほうで少々ドタバタするため以前のように長編を作ったりは難しく、NEXT DOORを作り終えてネタも意欲も燃え尽きてしまったため今はクリエイティビティがカラの状態になっているが、それは今年の厄ということで2021年に置いていければと思う。
それではよいお年を。

ゲームなどの公開場所一覧

複雑になってきたので自分用にまとめておきます。

 

【国内サイト(莞爾の草 名義)】

・ふりーむ!(Windowsブラウザゲームhttps://www.freem.ne.jp/brand/5533

・ゲームアツマール(ブラウザ) https://game.nicovideo.jp/atsumaru/users/58799091

・unityroom(ブラウザ) https://unityroom.com/users/kanjinokusa

・Booth(ゲーム販売など) https://kanjinokusa.booth.pm/

小説家になろう(小説など) 

https://mypage.syosetu.com/2066858/

 

【海外サイト(Kanji the Grass 名義)】

・itch.io https://kanji-the-grass.itch.io/

・Game Jolt https://gamejolt.com/@KanjiTheGrass

・Indiexpo 

https://www.indiexpo.net/ja/search?search%5Bauthor%5D=Kanji+the+Grass

ムツアナ 攻略法・分岐条件

タイトル画面

ネタバレ部分を隠してあります。

内容をドラッグするか、コピーしメモ帳に張り付けるなどしてご利用ください。

■洞窟


1.メニュー画面から「先端」に「モグラのアタマ」を装備する
2.扉前に落ちている「モグラのテ」を拾い装備して扉を開ける
3.扉を出た先にある「モグラのアシ」を拾い装備する
4.洞窟北の扉のある狭いマップから岩を洞窟西のメーターの前まで持ってくる
5.装備をすべて付け、はかりに岩を乗せた状態で乗り30と表示されたら洞窟北の扉が開く

 

■本館~

1.2階浴室で浴槽を調べ鉄扉の鍵を入手する
2.浴室の上にある鉄扉の中に入り、モグラのアタマを外した状態でノコギリに当たらないよう奥の壁の穴まで進む
3.壁の穴の中で「コウモリのハネ」を入手、装備し1階右の部屋机の上の「ブタのアタマ」を入手
4.一階左の厨房で机の上にある「からのビン」を入手し、蛇口を調べ水を入れる(二階浴室でも可)
5.「ブタのアタマ」を装備した状態で三階の画面を調べ、画面に表示されるRED, GREEN, BLUEと同じ画面を5回調べる
ブタのあたまを装備していると赤が見えないため、赤は黒く、緑は黄色く、青はそのままの色で見える
6.そのまま右に進むと監視員が現れ、以後本館内で巡回するようになる
(ブタのあたま装備状態だと監視員の足音が聞こえないため注意)

7.3回南東にある扉に入り、奥のホワイトボードに水をかける
8.図書室から出てすぐ南西にある階段を下り、扉の前のパスコードに「613」と入力する
9.開いた扉の先にある工具箱から「マイナスドライバー」を手に入れる
10.3階北西の部屋に入り、隣の部屋のクマの剥製の裏の壁を調べネジを外す
11.東の部屋に行き「クマのアタマ」を手に入れて装備する
クマのアタマ装備状態だと監視員が逃げ出すようになる)
12.館一階に戻り、石碑前の赤く表示されている壁を調べ穴を開ける
13.穴の先にある時計の針を「6:54(VI:LIV)」まで動かす

 

■別館~

1.左の部屋の壁に飾ってある「穴の開いた紙」を入手する
2.右のステンドグラスの部屋の白い床の上で「穴の開いた紙」を使うと「CFEAD」と表示される
3.別館二階のピアノの部屋でステンドグラスの部屋の暗号通りに鍵盤を押す
4.別館二階西の部屋のブレーカーを調べ電気をつける
5.別館一階東の部屋の光っている床を調べると地下に行けるようになる
6.別館南東の部屋で倒れた家具を調べロープの下に降りる
7.左の洞穴に入りダクトを抜けて「トカゲのテ」を手に入れる
(壁を登れるようになる)
8.右の洞穴の毒ガス地帯を抜けて「ライター」を手に入れる
9.別館二階に戻り、壁を伝って屋根裏部屋に進む
10.屋根裏右で赤いスイッチと青いスイッチのあるマスを踏まないように先に進み、スイッチの北にある部屋に入って「白紙」を手に入れる
11.地下に戻りすぐ下にある部屋に入り、奥の暖炉の部屋に行く
12.暖炉に「ライター」で火をつけ、火の前で「白紙」を見ると「IDENT」と表示される
13.暖炉の部屋から西にある厨房で冷蔵庫のパスコードに「19445」と入力する
(パスコード入力初回では監視員が現れるため注意)
14.冷蔵庫から「カワウソのアシ」を入手・装備後、地下右奥の水の流れているマップを道なりに進む
15.ロッカールームから出てきた後、ベッドの上にある「管理者の鍵」を入手し扉を開ける

 

■小屋~

1.別館一階の北にある扉から庭に出て川の先を進み小屋に入る
2.小屋南の部屋の机の上にある宝箱に「1728」と入力し「個室の鍵」を入手
3.小屋入り口正面の部屋に入る
4.追ってくる人間を本館二階のノコギリの部屋まで連れてくる
5.「ヒトのアタマ」、「ヒトのテ」、「ヒトのアシ」を入手する
6.最初の洞窟に戻り、川の先を進みエンド

 

■分岐条件

 エンディング時の装備がすべて「ヒト」のものであればハッピーエンドを見ることができる
(バッドエンドは「カワウソのアシ」入手後ならいつでも見ることができる)

【ネタバレ】「魚れない。」の解説

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2017年に公開し、それから3年近く非公開にしていた「魚れない。」というゲームを有志の方のお力添えのもと再公開することができました。

4年ほども前のゲームであるにもかかわらずゲームファイルが残っていたこと、その方と連絡が取れたことに感謝するとともにネットの海の広大さを感じた次第であります。

この度は本当にありがとうございましたm(_ _)m

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ゲーム中の文章がバグっているためストーリーが全く把握できなくなっており、それもまたこのゲームの味とも言えるとは思うのですが、それゆえ作者自身もストーリーをほとんど覚えておりませんでした。

今回再公開するにあたり通しプレイをする中でこんな感じだろうなというものが大体つかめたものを備忘録としてここに描き起こしておきます。

 

クリスタル一覧

・汗(水)のクリスタル イルミヤの塔

・床(土)のクリスタル サンヒエロフの村

・魚(炎)のクリスタル ミジェルゴート城

・?(風)のクリスタル イェーゲル・イルミヤ間の森の隠された遺跡(イェーゲルの遺跡)

 

登場人物

・ヨのドす(ヨードル・ドゥ=イェーゲル、Yohdault de Yeiguele)

最初のシーンで眠っていた男主人公。

ハイジエル大陸にあるイェーゲルの村の村民。

・キリみ(キリヤ・ドゥ=イェーゲル、Khyllía de Yeiguele)

同じくイェーゲルの村の村民で、ヨードルを起こしに来た女の幼馴染。魔法剣士。

キラロッサ解放後、クヒオ山麓の村(飛空艇で行ける雪の村)に吹き飛ばされ、衝撃で記憶を失っており、クヒオ山山頂にある勿忘草をとってくることで記憶が戻り再度仲間になる。

・ガロの(ガロー・ドゥ=イルミヤ、Gwarroeh de Ylmia)

イルミヤの町(2番目の町)の町民。

封印石に閉じ込められた強力な魔力を持つ孫を救うため、封印石の力の源である、点在するクリスタルを破壊するため旅をしている。

・鬱ッちー(ゲットー・フォン=サンヒエロフ、Guettoh von St. Hieroph)

ミジェルゴート国の牢の中に閉じ込められていた盗賊。ヨードルたちの強い意志に惹かれ、ついていくことを誓う。

情報収集も生業としており、ミジェルゴート幹部の配偶者を寝取ったことがある。

キラロッサ解放後は戦意喪失し故郷であるサンヒエロフの村の酒場でうなだれているが、主人公たちも倒せないほどの魔物が村を襲った際に一人で戦うことで戦意を取り戻しキラロッサを倒すために再度仲間に加わる。

・ミジェすガハさ(カーネス・フォン=ミジェルゴート・ミジェルガハラ、Kharneth von Miggelleguote Miggelleguachrra)

ミジェル大陸にあるミジェルゴート国の出身の軍人。クリスタル防衛府から派遣されたミジェルガハラ隊隊長。

敵として登場しゲットーが仲間になったときの監獄で、クリスタルが破壊されたさいに爆発に巻き込まれた。

キラロッサが覚醒したさい、その場に居合わせておりその際もまた爆発に巻き込まれ、その後は世界を救うため飛空艇を提供するなど主人公たちに協力することになる。

・すミす(ルミル・フォン=ポルタ=ミジェル、Loomille von Porta-Miggelle)

魔道の修業のために世界を渡り歩いている旅の魔導士。出身はポルタミジェル(ミジェル大陸にある港町)。

キラロッサ解放後ヨードルとともにU.A.船という幽霊船(20年ほど前に密航者を積んで沈没した密航船)に吹き飛ばされた。

キサロッサ(キラロッサ・ドゥ=イルミヤ、Khyllarossa de Ylmia)

ガローの孫娘。生まれながら強力な魔力を持っており、そのことを恐れたミジェルゴート国によって封印石の中に幽閉されていた。

全てのクリスタルが破壊されたのち解放されるも、長い間石の中にいたことで魔力が凝縮され理性を失い、自らの手で祖父ガローを殺めたのちイェーゲルの森ごと大陸を空に持ち上げ浮遊大陸キラロッサを作り出した。

終盤に主人公たちと戦っているとき浮遊大陸を持ち上げすぎてしまい宇宙空間まで到達して死にそうになったので無我夢中になって大陸を地上に戻そうとしている。

その隙を主人公たちに突かれて敗北し、最後は大陸が墜落して死亡した(主人公たちは海に逃げて難を逃れた)。

キラロッサ討伐時、勿忘草を持っていると祖父のことを想いだす文章が追加されるが、文章が変わっているためほとんど意味がない。

 

だいたいこんな感じです(登場人物の説明でだいたいストーリーの全容を語ってしまった)。

前プレイされた方もこの説明を元にプレイし直してみると印象が変わるシーンもあるかもしれませんね。

責任は取りません。

【攻略情報、所感】壺中の天 -華宮明博は離さない 1934 Kyoto-

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ネタバレしない程度に壺中の天の攻略情報を書いていきます。

『』内の空欄はドラックすることで 表示できます。

 

 

 

 

 

遊泳船パート

1.操作可能になったらそのまま右に進み一階の食堂に入る

 

明朝、『華宮明博』パート

1.一階廊下、壺の欠片を調べる

2.一階廊下の欠片もしくはアイテムバーから壺の欠片を調べ推理に進む

3.選択肢で『壺の模様』を選ぶ

4.『清水(記者の男)』に話しかけ、犯人と指摘する

5.証拠選択で『人物リスト』の『清水邦康』を選ぶ。

6.『博澤の部屋』で『壺の破片(入り口付近)』と『黒炭茶(部屋右上の机)』を入手する

7.『博澤の破片』を持った状態で『一階廊下の犬の壺』を調べると『犬の壺』の情報が書き換わる

8.アイテムバーで『7で入手した壺の破片』か『黒炭茶』を選んだ状態で『博澤』に話しかける

9.選択肢で『』を選ぶ

10.『庭の倉庫』で『』を調べ証言『なくなった壺』を入手する

11.『遊泳船の部屋』で『布団近くにある黒い点』を調べ、証拠物件『黒いしみ』を入手する

12.『遊泳船弟』にアイテムバーから『黒いしみ』を選んだ状態で話しかける

13.証拠選択で『犬の壺』を選ぶ

14.『遊泳船兄』に話しかけ、人物リストから真犯人を選ぶ

 

 

 

 

■所感

ちょっとしたことなんですがタイトル画面の登場人物がフェードしながら出てくる演出、かっこいいと思ってるんですが、どうしても映画DVDのチャプターメニュー感が出てしまっているのが惜しい。

華宮明博シリーズは今作を除くと現状2作(船上のギャンブラー、特急「燕」の執行人)公開しているのですが、今作から心機一転華宮兄妹や遊泳船兄弟なんかの絵柄ががらりと変わっています。変更前の絵をかいていたのが代替2015か16年で、そこから4,5年もたったので以前よりは絵も見やすくなったのではとにんまりしています。

過去2作は15,16年ごろにVX Aceで作って公開後、恥ずかしくなって非公開にしていたものを形式を整えてMVでリメイクしたものでした。リメイクと言っても会話などが一部変わっただけに収まっており、トリックそのものやストーリー全体としてはさほど変えていなかったので2作に関してはリメイクするのにさして時間はかかりませんでした。

しかし、今回の壺中の天は最序盤の財津がやらかすところあたりまでしかストーリーがまとまっていない状態でエターナってしまい、久しぶりに推理からなにからを新たに作ることになりました。

完成まで少々時間がかかってしまいましたが、当初の目標であった2020年年内改正が達成できて、ひとまず胸をなでおろしております。

月日が流れシナリオを書いてきた総数も増え、遅々ながら多少なりとも腕は上がったのではないかと……思いたいです。思わせてください。

敬具

ツクールMZでも使えるかもしれないプラグイン集

(このページは随時更新していく予定です)

現状MZ未購入につき、MV用プラグインの移植作業を行う予定はありません。

移植作業なしでそのまま動くものに関してはそのまま使っていただいて大丈夫だと思います。

 

また、MZを持っているプラグイン制作者の方はこれらのプラグインを移植していただいて大丈夫です。公開前後にご一報いただければ幸いです。

マテコモブルーライセンス利用規約としているプラグインに関しては、改変プラグインを公開する際にそのライセンスに則り公開する必要があります。

 

■動作を確認

タイトル画面に天候プラグイン

(リスク低。天候画像を解放する処理が必要か未確認のためメモリリークの原因になる可能性かもしれません)

ピクチャが画面シェイクしないプラグイン

(動作確認済との報告あり)

 ・イベントコマンドスクリプト枠自由化プラグイン

(動作確認済との報告あり。おそらく問題はないと思われる)

 

以下未検証、報告求ム

■そのまま動く可能性もある

俊敏性逆転ステートプラグイン

(エラーは出ないらしいが、正しく動作しているかは不明)

デジタル時計風タイマープラグイン

(画像が表示されないとの報告あり)

デバッグモードで開かれたとき特殊イベントを起動するプラグイン

(仕様変更がなければ)

 

■おそらく移植作業が必要

控えメンバーにも攻撃を当てられるようになるプラグイン

 (そのまま動いたら夢がある)

スクショローリングセーブ画面プラグイン

(Windowクラス初期化関数の引数がRectangleに変更されたため)

パーティ編成シーンプラグイン

(Windowクラス初期化関数の引数がRectangleに変更されたため)

 ・バストショットノベル風プラグイン

(Scene周辺が大きく変更されたため大きく見直す必要がありそう)

アイテム分解プラグイン

(Windowクラス初期化関数の引数がRectangleに変更されたため)